竜の口山散策

岡山市にある里山「竜の口山」ー歩いて見つけたものは…

古墳(4) 四御神谷口古墳・竜の口山1号墳

 場所は山を挟んで反対側ですが、どちらも古墳時代後期の小さな円墳です。

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四御神谷口古墳への道標    羨道(せんどう)?    玄室(げんしつ)

 四御神参道の途中に谷口古墳群の道標があります。左に折れて、細い道ですが登っていくと20mくらいで左の茂みの中に、石でできた溝のようなものが見つかりました。

 古墳は、遺体を安置するところを「玄室」、入り口からそこまでの道を「羨道」というそうです。まん中の写真は上から見たところですが、下の方が入り口、上の方が玄室になります。

 ここには7基の古墳があるそうですが、1つしか見つかりませんでした。 

 

 竜の口山の北側、四御神からは山の向こうになりますが、「グリーンシャワーの森」という大きな公園が整備されています。公園の正門から登っていくと、右手の中腹にも古墳が7基あるそうです。

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1号墳はまん中下寄りに  こんなところを上がっていく  木の間に石段が 

 どこかわかりにくかったけど石段が見つかり、「近いかも」と思っていたらラミネートの案内板があり、やっとみつかりました。

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案内板               玄室入り口

 案内板には次のようなことが書かれています。

   北側は削られているが、南側の堀は残っている。横穴式の石室だが、

  羨道は埋もれていて、玄室(4.6m×2m)しか見られない。1号墳の北東

  には2号墳がある。葬られたのは、農耕のほかに旭川の水運に関係した

  人々だったと思われる。

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玄室内部               古墳頂上部

 玄室の内部はきれいに石が組まれています。古墳の上は草むらで、古墳とはわかりません。

 近くをよく見るとあちこちに石組がありました。溝?葺石(ふきいし)?

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足元に溝?                葺石?

 2号墳を探しましたが、わかりませんでした。