古墳(1) 車塚古墳
竜の口山には70ほどの古墳があるそうです。少しずつ訪ねてみたいと思います。まずは一番有名な車塚古墳から。
下から見ても素人には古墳があるようには見えません。四御神参道入り口の中ノ池脇から急な山道を登ると、古墳に出ます。近くで見ても、古墳だとはわかりません。案内板があるから初めてわかります。
古墳に上ってみると、頂上は平らに近く開けています。石室はどこにあるのかわかりませんでした。
車塚古墳は長さ約48mの前方後方墳です。古墳としては全国的にも最古のものの一つで、4世紀初めに造られたとみられています。有名なのは、卑弥呼が中国からもらったとされる三角縁神獣鏡という銅鏡が11面も出てきたからです。
車塚古墳は昭和31年(1956年)に発見されました。ずいぶん長い間、忘れ去られていたのでしょうか。造られた当時はどんな姿だったのでしょう?きっと四御神地区を一望する立派な古墳だったのでしょう。
古墳を一周すると、ところどころ草の中に石組が見つかります。葺石といって、古墳の斜面に埋め込んだ石だそうです。なんと1700年ほども前の人たちが作ったものが見られるなんて、感激してしまいました。